消毒のコツはあるのか?軟膏を塗ればいいのか?ピアスは抜いたほうがいいのか?ピアスホールが膿んだ時のお風呂にはピアス付けたままでも大丈夫なのか?よくある疑問を解決しています!!
ただし、あなたのその症状が化膿かどうかをまず確認する必要があります。ピアスで何かしら体液が出てしまったときの症状が何なのかこちらで確認をしたおきましょう。
ピアスホールが膿んだ時の対処法
まずは対処の前に、症状が「膿み」なのかを確認する必要があります。ここで書かれていることは、あくまでも膿みの症状に対しての対処法です。膿ではなくアレルギーなど別のものだった場合、ここに書かれていることはまったくの無意味なものになってしまいます。
ピアスホールが膿んだ時の症状は?
ピアスで膿んだ時の症状としては、
- 出てきた膿が黄から黄緑色に濁っている
- 液体が乾かずネトネトする
- 患部が痒い
- 腫れている
- 血が混じることもある
これらの症状がある場合は、細菌感染によって化膿している可能性があります。
ピアスホールの膿みの原因と対策は?
あなたの症状が膿だとわかったなら、原因に沿った対策を心がけましょう。細菌感染によって化膿していなら、とにかく患部を清潔に保つことが大事です。ネチャネチャした膿は放置するのはよくないので、汚れと一緒に泡洗浄とお湯でやさしく洗い流しましょう。泡洗浄の前にホットソークをしておくのも効果的です。
膿んだ時ピアスを付けたままお風呂にはいっても大丈夫?
ピアスホールが膿んだ時のお風呂にはピアス付けたままでも大丈夫です。ピアスホールのケアは、お風呂で次いでにやるのが手軽でおすすめです。
ピアスホールの膿を絞り出すことはやめて!!
ピアスホールの膿を無理やり絞出すのはNGです。あくまでもやさしく刺激を与えないでください。膿をこすらずにふやかしてやさしく洗い流すことが大事です。
ピアスは膿んだら抜く方がいい?
症状がまだ軽めなら、無理にピアスを抜く必要はありませんが、出来ることなら細いピアスに変えた方がいいです。患部とピアスに隙間を作って、自然と膿が出せるようにしておきましょう。
ピアスの膿みがひどいなら抗生物質の飲み薬も検討
膿だけでなく、腫れやとにかく痒みがひどいなど、あまりにも症状がひどい場合には、重度の感染症の可能性も考えて、抗生物質の摂取も必要になるかもしれませんが、この場合は問答無用で病院で適切に処置してもらうべきです。
ピアスで膿んだら消毒はしちゃだめ?
雑菌が原因で化膿したのなら、消毒ことが最適な処置とも思いますが、実際現在の医療現場では、傷口の治療にあまり消毒は使用されていません。理由としては、いい細菌や細胞も殺してしまうからです。あなたの体内にいる
といった、雑菌と戦ってくれる細胞や、それらの細胞に指令を出すサイトカインと言う細胞も、消毒を受けることで一緒に殺されてしまいます。
また最近では、傷口は適度に湿り気があったほうが、傷の治りが早くなることがわかってきました。しかし、消毒をすることで傷繰りを乾燥させてしまいます。傷口が乾燥すると、前述した白血球やマクロファージの活動が鈍くなります。また傷口を塞ぐ「肉芽」も消毒や乾燥に非常に弱い細胞なんです。結果傷口の塞がりが遅くなります。膿んだからと言って消毒をしてはいけません。
大事なのは雑菌を増やさないことです。ある程度の雑菌は常にいるものなんです。ただ増やさなければ感染を起こさず、化膿させずに済むことがわかってきました。なので低刺激の石鹸の泡洗浄で十分なのです。
ピアスホールが膿んだ原因を排除する!!
適切な処置をしても、ピアスホールが膿んだ原因を排除しなければ同じことの繰り返しになってしまいます。普段以下のことに心当たりがあるなら、ピアスホールが膿まないために必ず改善してください。
触る手は必ず洗浄
当然、雑菌たっぷりの手で患部を触ることは、患部の雑菌を増やすことに他なりません。普段、身の周りのものは雑菌だらけです(現金などは色んな人達が触ってます)。さわる前は必ずてを洗いましょう。
触りすぎたり、回さない
ピアスは、ケアと放置のバランスが大事です。無駄に刺激を与えないよう、必要以上に触らないようにしてください。特にい無意識にいじる事が癖になっている方は要注意です。癒着しないためにまわしたほうがいいという意見もありますが、そう簡単には癒着しません。傷口は摩擦に弱いです。体液が固まって引っ付くことはありますが、ホットソークやお風呂でふやかしてやさしく洗い流しましょう。そのときにいやでもちょっとは動かすことになるので、それで十分です。
免疫力の低下
患部に直接な要因だけが膿の原因とは限りません。体の免疫力が落ちると、雑菌と戦ってくれる細胞が負けてしまいます。結果的に患部の雑菌が増えまくって化膿することになります。意識もハッキリしていて、他に体の不調が感じられなくても、免疫力が低下してることはよくあります。免疫力低下の原因はさまざまですが、普段の生活リズムや食生活が乱れていたり、慢性的な寝不足やストレスには要注意です。普段風邪をひきやすい方は気をつけましょう。
ピアスで膿んだ時市販薬は使える?
出きれば、上記の対策でしばらくは様子をみて、薬は使わずに直したいところです。薬に頼るときは、特に自己責任でお願いします。ピアスで膿んだ時使える市販薬は「抗生物質」の軟膏があります。抗生物質には雑菌が育つのを阻害する効果があり、「細菌による感染症」に効果が期待できます。しかしこの抗生物質は扱いにとっても注意が必要になります。使用することで一時的に膿が収まり、完治する前に使用をやめてしまうと、また膿がぶり返してしまいます。気の向くままにぬったり塗らなかったり膿が出たときだけ塗ってダラダラといつまでも使用し続けていると、膿の元の細菌が薬に耐性を獲得してしまいます。これを耐性菌といいますが、耐性菌に育ってしまうともう薬は使っても無意味になり、症状はさらに悪化してしまい、そうなると解決策もどんどんとなくなっていきます。30年後はこの耐性菌による死亡率がガンを上回るとも言われていて世界的に問題になっているほどです。
市販の抗生物質を使用する際は、薬剤師さんの指示をしっかりと受けてください。添付文書も熟読理解し必ず適正範囲内で使用して下さい。出来ることなら病院で医師の指示を受けることを強くおすすめします。
ピアスホールの化膿に効く軟膏で市販のものを紹介
ピアスホールの化膿に効く市販の軟膏で有名なのはドルマイシンとテラマイシンがあります。しかし、前述したとおり耐性菌の恐れがあるので、完全に完治するまではしっかり使い続けてください。とは言え、完治の基準が判りずらいならば、やっぱり病院でみてもらったほうがいいですね。
ピアスホースの化膿で病院は何科に行けばいい?
前述までに、ピアスホースが膿んだ時の対処法を解説してきましたが、やはり手に負えないと感じたら病院で診てもらうことが最善です。なので最後にピアスホースの化膿で病院は何科に行けばいいのかをいくつか解説します。やはり皮膚科が一番適当です。皮膚のトラブルは皮膚科に行きましょう。近くに皮膚科がなければ次いで耳鼻科。耳にピアスをする方は多いので、耳鼻科でも診てくれるところはあります。もしくは内科か外科になります。
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