そこでここでは、すでに他の部屋にエアコンがある場合、すでにエアコンの室外機置き場がない賃貸物件で、どうすれが室外機置き場の問題をクリアできるのか?についての可能性を提案解説します。
また、どうしてもクリアできない場合のエアコン以外の冷房の紹介もしています。
ぜひ参考にして下さい。
エアコンの室外機置き場がない賃貸物件でもまずは確認交渉!
エアコンの室外機置き場がない賃貸でもまだ置きようはあるかも
賃貸でエアコン室外機置き場がない場合でも、他の部屋のエアコン室外機が置けているなら、まだチャンスはあります。
エアコンの室外機は遠い設置場所でも問題ない
エアコン室外機の設置場所が遠いから、エアコンの取り付けは厳しいと考える方も多いようですが、普通のルームエアコンの配管は20メートルくらいは問題なく延ばせます。室外機とエアコンの距離の問題がなくなるだけでも、選択肢は広がりますね。
ただし、配管を延ばせば延ばした分の冷媒の補給が必要だったり、配管が長くなるほど熱効率は少しずつ下がります。だいたい20メートルで90%まで熱効率が落ちますが、暑さを考えるとそれほど致命的なものでは無いです。
エアコン複数台を一つの室外機で動かす
「マルチエアコン」といい室外機1台で複数台のエアコンを回すことができます。つまり、すでに置かれた室外機を、マルチエアコン化すれば、先に置いた室外機でもう置場所がないと言うことはないですね。
しかし、エアコンは室内機1台に対し、室外機1台が一番冷房効率が良いです。若干パワーが落ちることを考えておいた方がいいです。それでもエアコンがある無しでは雲泥の差なので、やってみる価値はあます。家庭用なら、室内機2台に対し室外機1台のタイプでも十分です。
室外機の置き方で交渉
マルチエアコンにしなくても、室外機の置き方を工夫するとなんとかなる場合も十分にあります。それでも固定するために穴を開ける場合もあるので、大家さんとの交渉が必要なものもあります。
室外機を縦に置く
室外機の上にスペースが空いているなら、専用の室外機棚を使うことで、室外機を縦に置くことが出来ます。室外機の縦置きには、専用の「架台(かだい)」が必要になります。くれぐれも室外機の上に直接重ねないように。架台は基本的に2段のものが主流ですが、3段目まではいけます。床から天井までの高さを単純に考えると、3台くらいまでは室外機を縦に置けそうですよね。注意点としては転倒防止をしっかりとすること。
室外機縦置きの費用目安(2段)
2台新規または下段のみ取り付け(既設金具あり):5,000円
2台新規+架台新規:15,000円
1台新規+既存外機+架台新規:18,000程度円
室外機を縦に置くデメリット
室外機自体温まると電力効率が落ちます。熱を発する室外機が密集すれば、それだけ電力効率が少し落ちます。
天吊り
ベランダなど屋外の天井に架台を吊り下げるように固定して、室外機を置く方法です。デッドスペースを活用することが出来ますが、天井が丈夫なことと、最低でもボルト4本を埋め込む必要があります。
室外機天吊りの費用目安
天吊り工事の費用目安としては、あらかじめ取り付けボルトがあるなら5,000円程度、
ボルト取り付けからなら12,000円程度。
※業者によって大きく変わる場合があります。
以下のものになると、賃貸としてはかなり交渉ハードルが上がりますが参考として。
室外機を壁掛け
建物の外壁に架台を取り付けます。壁に穴を開ける必要があり、外観にも影響する場合もあるので、OKは出ずらいと思われます。また似たものに「壁吊り」もあります。壁のヘリに架台を引っ掛けるように固定します。
室外機壁掛け費用の目安
壁掛け既設金具使用:6,000円程度
架台新規、既設金具なし:13,000円程度
※梯子、脚立などで安全に工事できる範囲
高い階層になると工事が出来なかったり、足場を組むなどで、工賃が跳ね上がります。また、ALC壁など壁掛け工事が出来ない場合もあります。
室外機壁掛けのデメリット
室外機の振動が外壁から室内に伝わる可能性あり。
壁の補強が必要になる場合がある。
屋根の無い場所につけた場合、冬雪の積もる地域では、積雪の重みや落雪の衝撃で架台が破損する場合がある。
室外機の屋根置き
屋根があれば、屋の上に室外機を設置する方法があります。ただし室外機を屋根置き出来るのは、基本的に1階の屋根です。集合住宅で賃貸の場合、こういったところはなかなか無いでしょう。また、急勾配は設置NGの場合があります。
室外機屋根置き費用目安
屋根置き架台新規:12,000円程度
室外機屋根置きデメリット
振動や騒音が室内に伝わる可能性大
正直屋根置きが可能でも、あまり室外機のいい置き方では無いようです。
室外機の立ち下ろし
これはまた少々特殊で、上階のエアコンから、1階に室外機を置く方法です。基本的には一軒家などで無いと実現しませんね。
立ち下ろしのデメリット
必然的に配管が長くなりがちなので、その分電気効率が少し落ちる。
エアコンの配管穴は賃貸でも何とかなる?
エアコンの配管穴は、複数台分通せる場合があります。新たに壁に穴を開けるのがNGでも、既存の配管穴にさらに通せれば問題ありません。
天井に穴を開けてエアコンの配管を通す!
部屋から遠い位置に室外機が置けたとしても、室内の配管をどうすれば良いのか?室内といえど、賃貸で壁に穴を開けるのは厳しいですよね。一番いいのは天井裏に配管を通すことです。当然ですが天井に穴を開けることになります。しかし、退去時に元に戻すことを約束に交渉をすれば、まだ可能性はあります。
壁エアコン以外で部屋を冷やす
もしコレまでのものでも、どうしてもクリアできない場合は、壁エアコン以外で部屋を冷やす方法もあります。
以下のものは室外機がないので、選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
窓用エアコン
窓用エアコンは、窓に取り付けるようになっていて、基本的に穴開け不要で簡単に着脱出来ます。普通のエアコンと仕組みは同じで、室内機と室外機が一体になっています。それゆえ騒音が大きいと問題視されていましたが、現在ではかなり騒音をおされられています。
大概の窓には取り付けできますが、窓用エアコンを取り付けできない窓もあるので確認が必要です。
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スポットエアコン
床置きようのエアコンです。
窓用エアコンと同じように、室内機と室外が一体になっていますが、
こちらは排気ダクトを室外につなげる必要があり、若干場所をとられます。
しかし、無いよりはまし。
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スポットクーラー
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また、こういったものを使う場合、
吸排気にはこういったものを使うと良いでしょう。
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ダクトアダプター エアコンウィンドウシール
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