エアコンの室外機が置けないとか、賃貸で壁に穴を開けられない等の理由で、いわゆる普通のセパレートのエアコンが設置出来ないことってありますよね。でも、年々暑さを増していく猛暑で、熱中症になることなく無事に乗り切るには、エアコンは絶対に欲しいところですよね!
そこで選択肢として、室外機の設置や壁の穴開けの必要のない、窓用エアコンの購入を検討する人は多いです。
しかし、窓用エアコンってどんな窓にも取り付け出来るのか?「家の窓って窓用エアコンを取り付けできない窓なのかも?」「他の家の窓となんか違う気がするし」「家が古くて、窓が木造なんだけど?」「賃貸だから穴開けはちょっと・・・」等と気になるところ。
そこでここでは、窓用エアコンを取り付けできない窓について、賃貸等穴開けできない場合はどうなのか?詳しく解説します。
窓用エアコン購入を迷っているなら、ぜひ参考にしてください。
窓用エアコンを取り付けできない窓を確認!賃貸でも大概はいけます!
結論を要約して言ってしまえば、窓用エアコンを取り付けできない窓はほぼありませんが、実害が及ぶ場合があるので、設置条件を確認しておきましょう。特に賃貸の場合でも窓用エアコンを取り付けできない窓ほぼありませんが、穴あけ作業が必要なこともあります。窓用エアコンの設置条件は主にいかのことがあります。
窓用エアコンの設置条件
窓用エアコンを取り付けできない窓としては、主に以下の設置条件を、購入前に確認しましょう。
- 窓用エアコンの枠分のサイズが無い
- 窓用エアコンを固定する立ち上がりがない
- 窓枠の強度が不十分
窓用エアコン取り付け予定の窓が、この3つの条件を満たしているかで、窓用エアコンを取り付けできない窓かどうかが決まります。解決できるものもありますが、どうしようもないものもありますので、それぞれを詳しく解説します。
設置イメージがあると理解しやすいと思いますので、窓用エアコンの取り付け動画を載せておきます。
窓用エアコンの枠分のサイズが無い
まず根本的なこととして、窓用エアコン取り付け予定の窓に、窓用エアコンの枠分のサイズを確保できなければ、その窓に窓用エアコンを取り付けることは残念ですが諦めたほうが良いでしょう。基本的には、その窓用エアコン専用の取り付け枠を窓に固定して、その枠に窓用エアコンをはめることになります。サイズは窓用エアコンごとに変わるので、具体的なサイズは購入予定の窓用エアコンの枠のサイズを確認しましょう。
窓用エアコン設置の高さが足りない!
今現在、窓枠の高さで最低限必要な高さは76㎝です。定番の窓用エアコンメーカーでには「コロナ」「コイズミ」「ハイアール」「トヨトミ」がありますが、トヨトミの窓用エアコンにかろうじて76cm対応のものがあります。窓の高さが76cm以下だった場合は、残念ながら窓用エアコンは諦めましょう。
窓の高さに余裕がある分には、テラス窓(掃き出し窓)でも設置できます。(専用パーツあり)190cmくらいまでなら、どのメーカーにも対応する窓用エアコンがあります。2メートルだと、ハイアールにのみ対応機種がありますが、それ以上の高さに対応するものはありません。
窓用エアコン設置に手すりが邪魔になる?
窓によっては、手すりがついていたり、格子が張ってある場合がありますが、基本的に窓用エアコンは外にはは出さず、室内に出っ張る設置構造です。なので手すりや格子はほとんどの場合は外に設置されているので問題は無いはずなのですが、希に手すりが室内に取り付けられているケーるがあるようです。この場合手すりによって下側を固定できないので窓用エアコンの設置は厳しいですね。
窓用エアコン設置幅
当然ですが、窓用エアコンには幅もあります。基本的に、窓用エアコンの設置は引き違いの窓を想定しています。片側の戸を開けたときに最低限設置に必要な幅があるかどうかです。窓用エアコン設置に必要な幅は最低41㎝です。トヨトミに41㎝対応機種があります。50㎝以上あれば、どのメーカーでも対応しています。
窓用エアコン設置幅が足りない!
窓用エアコン設置幅が足りない場合でも、戸を2枚ともはずして幅が足りれば何とかなります。ただし、空いた隙間は窓の戸以外のもので塞ぐ必要があります。
どちらにしても、片方だけでハバナギリギリならば、窓用エアコン専用の、ハメ殺しの窓になります。
窓用エアコンは立ち上がりがないと設定できない!
窓用エアコンの設置には、窓の立ち上がりが1cm必要になります。窓の上下にある阿智上がりを挟み込んで窓用エアコンの枠を固定します。なので立ち上がりの無い窓には、窓用エアコンを設置できません。しかし、立ち上がりの無い窓も割りとあるものなので、対応する方法も考えられています。
窓の立ち上がりとはどこを指す?
窓の立ち上がりとはどこなのかぴんと来ない方は画像をご覧ください。
窓の立ち上がりがない場合の窓用エアコンの取り付け方法の詳細はこちらの記事に記載しています。
窓枠の強度も大事
窓のスペースや立ち上がり等、形状は設置条件として外せないところですが、窓枠自体の強度にも気を付けましょう。何せ、窓用エアコンは20㎏以上あります。とは言え、窓枠の下が普通に壁になっているなら、まず心配はないと思います。
しかし、窓用エアコン取り付け予定の窓の下が直ぐ別の窓だったり、窓でなくてもガラス張り等だと、耐荷重に難があります。
窓用エアコンを取り付けたときは大丈夫そうでも、20㎏以上の重さが掛かり続けると、窓枠の負荷のかかり続けている箇所がだんだん歪むなど、いずれ破損する恐れがあります。
窓用エアコンを木製窓に取り付けるときも注意!
窓枠の強度と言えば木製窓の場合も注意が必要です。窓用エアコンの重さで木枠が下がることもあるからです。比較的新しくて、しっかりした造りの木製窓ならまだ大丈夫かもしれませんが、古めの物件の場合、窓敷居のホゾが重みで抜ける可能性もあります。
窓の種類について
基本的に、窓用エアコンは引き違いの窓への取り付けを想定していますが、他の窓の種類によって窓用エアコンを取り付けできない窓だったりします。しかし、どんな種類の窓であろうと、戸をはずした状態でエアコンのスペースさえ確保できるのなら、取り付けは可能と言えます。
窓用エアコンには上げ下げ窓(ダブルハング)用もある?
外国には、上げ下げ窓(ダブルハング)も多く使われていますが、外国では上げ下げ窓(ダブルハング)用の窓用エアコンも発売されています。
床置きという選択肢
どうしても窓用エアコンの取付が困難なら、
床置き型のエアコンも検討してみましょう。
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また、こういったものを使う場合、
吸排気にはこういったものを使うと良いでしょう。
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