でも通販で買えるのは知っているけど、今お菓子は作ってしまったし、すぐに脱酸素剤が欲しいなんてときありますよね?
出来れば数も少なめで、安く買えるほうがいいので、家の近くの100均で買えたらありがたいです。
私もお菓子を作った後に、脱酸素剤が100均ダイソー等で売っていないかけっこう探し回った口です。
ここでは、今すぐに脱酸素剤が100均、ダイソーやセリアなどで買えるのか?
100均以外で買える場所、また脱酸素剤の代用になるものについて、私が探しまわった結果からお教えします。
脱酸素剤は100均ダイソー等で売っているのか?
いきなり結論になりますが、まったく売っていないとも言いませんが、全国的な割合で言えば、脱酸素剤が100均ダイソー等で売っている割合はかなり少ないです。
セリアのお弁当関連のコーナーで置いてあることもあるようですが、結構な大型店舗でなければなかなかないですね。あなたの済んでる地域に大型のセリアがあったら可能性は割と高いかも知れません。
100円ショップミーツあたりでも、食品用となるとさらに少ないようですが、ダニ退治用のものが布団圧縮袋コ-ナ-に置いてあったりします、それでも地域や店舗によっては確実ではないですね。
布団用なのでちょっと大きいですが、基本的に脱酸素剤の仕組みはほぼ同じなので、ダニ退治用を食品保存に使えないこともありません。布団用として香りを付けている商品もあるようなので、食品への臭い移りに保証はできませんね。購入前に必ず確認しておきましょう。
食品用の脱酸素剤よりは置いてある確率は高いので、緊急の短期間の間に合わせとしてはいいかもしれません。
その間に通販で食品用を取り寄せるとかしておくと良いですね。
脱酸素剤が100均でなかなか売ってる場所がない理由
食品の長期保存になると、冷凍保存がお手軽なので、脱酸素剤を買ってまで常温保存や冷蔵保存をする人は少ないですし、脱酸素剤の存在や利便性を知る人もかなり少ないのです。
そして、脱酸素剤の性質上、未開封の脱酸素剤でも使用期限が6か月程度(商品によりもっと使用期限の短い場合もあります)です。
つまり脱酸素剤は、基本あんまり売れないので回転率が悪い、そしてあまり売れない割に長持ちしないんですよ。
100均は、売れやすい商品を大量発注で値段を下げ、薄利多売で利益を得ていますから、回転率が悪い脱酸素剤は、大量の不良在庫、大量の在庫の廃棄処分のリスクが容易に予想できます。そうなると、他の売り上げまで帳消しにしてしまう赤字になりますからね。
こういった脱酸素剤のように、回転率が悪い長持ちしない商品は、そもそも100均のような薄利多売のお店では、向かない取り扱いずらいのが、脱酸素剤が100均でなかなか売ってる場所がない理由なんです。
ダニ対策用としての脱酸素剤は、ダニの季節になればまだ売れやすいのです。
100均以外で脱酸素剤がすぐ買える場所はある?
脱酸素剤があなたの近所の100均で売ってないのなら仕方ありません。私の場合も結局近所の100均で見つからなかったので、100均以外で脱酸素剤を買える場所があるのかも探しました。
薬屋さん
街の薬屋さんで食品用の脱酸素剤を取り扱っているお店は、割と多いようです。ただ、薬屋さんに食品用の脱酸素剤を買いに来る人が極端に少ない傾向にあることもあり、取り扱いはあるけど、前述の100均に置いていない理由もあり、取り寄せになる場合も多く、けっこうな数のまとめ買いや、段ボールの箱買いが条件だったりすることもあります。
取り寄せになってしまうなら、だったらアマゾンの方が早く安く少数で買えるので、意味がありませんね。
それでも、置いてあるかだけでも確認する価値はあると思います。
ホームセンター
店舗によってはホームセンターでも、脱酸素剤を買える場所があります。主に食品関連やお弁当関連のエリアを探してみましょう。できればお店の人に聞いてみるのが早いです。広いホームセンターを探している間も、作ったお菓子は待ってくれませんから、あなたの地域にホームセンターがあるならとにかく電話確認です。
それでも、ダニ退治用の脱酸素剤が主で、食品用の脱酸素剤はなかなかないことも多いです。ちゃんと食品用なのかを確認しましょう。
脱酸素剤はカイロで代用出来る?
あまりおすすめは出来ませんが、一応脱酸素剤はカイロで代用出来ます。
脱酸素剤の仕組み
脱酸素剤の仕組みはけっこう単純です。
脱酸素剤の袋の中には鉄粉が入っています。鉄は酸化すると酸化鉄になりますが、酸化とは酸素と結合することです。つまり、脱酸素剤の袋の中の鉄粉が酸化することで周りの酸素を取り込み、酸素がなくなるのです。
この仕組みはまんま、使い捨てカイロと同じなんですね。
使い捨てカイロも、中身の鉄粉を酸化さることで熱を発しています。酸化と言う化学反応は、酸素と鉄が結合するとき、同時に熱を発するので、これをカイロに利用しているんです。
カイロは食品の脱酸素剤にはオススメ出来ない
一応脱酸素剤はカイロで代用出来ますが、使い捨てカイロは熱の発生を目的としているので、脱酸素剤よりもかなりの熱を発します。脱酸素剤も例外なく熱を発しますが、そこまで熱くなることはありません。
脱酸素剤の使用目的が食品の保存なら、温めてしまうのはちょっと考え物ですよね?
それでも酸素を無くせば問題ないと思われるかもしれませんが、脱酸素剤の効果があるのは酸素を必要とする微生物や菌(好気性)だけです。酸素を必要としない微生物や菌(嫌気性)もいるので、温めることで嫌気性微生物や菌を増殖させてしまったら、意味がないですよね?
ダニ退治用としては良いんですけどね。
まとめ
脱酸素剤は100均ダイソーなどのような薄利多売のスタイルには、回転率が悪く未開封でも長持ちしないから不向きなのでなかなか置いている場所がないので、正直かなり厳しいです。
でも完全にないわけでもありませんでした。
大型の店舗なほど脱酸素剤を置いている確率が上がります。
要点としては、
- 脱酸素剤は100均ダイソーになかなかない
- 100均の大型店舗ほど置いてあるかも
- ダニ退治用の脱酸素剤は少し確率が高い
- カイロは脱酸素剤と同じ仕組みだが、食品の脱酸素剤の代用としてはおすすめできない
ちなみに、脱酸素剤は冷蔵庫など温度の低いところでは、働きが鈍くなるので、しばらく常温で酸素を減らしてから冷蔵庫へ入れるようにしましょう。