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ほうじ茶のカフェイン量は妊娠中によくない影響がある?絶対に確認!

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ほうじ茶って美味しいんだけどカフェイン量が気になりますよね?特に妊娠中のお母さんに過剰なカフェインはよくない気がします。おなかの中の赤ちゃんにもよくない影響がありそうでちょっと怖いですよね?

そこでここでは、ほうじ茶のカフェイン量は妊娠中に良くないくらい含まれているのか?どの程度ならほうじ茶を飲んでも大丈夫なのか?その他知って得する補足情報も含め、詳しく解説します。

これを読めば、ほうじ茶でホット一安心できますよ!

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ほうじ茶のカフェイン量と他のお茶比較

妊娠中の方にとって、カフェインはお酒と同様、あまりよくないイメージを持たれている方が多いと思います。
たとえ健康な成人でも、過剰摂取によるカフェイン中毒死が発生するくらいですし、はたして妊婦さんはほうじ茶を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

では、具体的に飲んでも大丈夫な量とはどのくらいなのでしょう?一般的な飲み物に含まれるカフェインの量を見てみましょう。

1杯あたりの含有量 100mlあたりのカフェイン含有量
レギュラーコーヒー 08mg(180ml/杯) 60mg
玉露 64mg( 60ml/杯) 160mg
紅茶 42mg(140ml/杯) 30mg
ウーロン茶 40mg(200ml/杯) 20mg
煎茶 28mg(140ml/杯) 20mg
ほうじ茶 28mg(140ml/杯) 20mg
番茶 4mg(140ml/杯) 10mg
麦茶 0mg(200ml/杯) 0mg

私達が普段飲んでいるほとんどのものには、カフェインが含まれていることが分かります。
ほうじ茶の場合、100mlあたりのカフェイン量は20mgということで、飲み物の中では低い方なんですね!

妊娠中に飲んでも少量なら影響なし

実は、カフェインの効果は個人差が大きく、健康に及ぼす影響を正確に評価することが難しいのだとか。
そのため、1日あたりの摂取上限についての世界的な基準はありません。
日本国内における上限も設けられていないのですが、
アメリカやEUなどのように、アドバイスや注意喚起を行っている諸外国に照らしあわせた場合、

成人の場合 400mg以内/日
妊婦さんの場合 200mg以内/日 (欧州食品安全機関による評価)

上記のようなら、影響がないと考えられています。
つまり、妊娠中であっても少量であればカフェインの入った飲み物を飲んでも問題ないんですよ!

飲む量は多くても1L程度が望ましい

1日あたりのカフェイン摂取上限量から考えてみると、コーヒーの場合はマグカップたったの2杯で限界でした。
ところが、ほうじ茶ならば上限最大でなんと1リットル!ティーカップおよそ6~7杯といったところでしょうか。
食後や休憩時に味わうのに十分な量を楽しむことができるのです。

ほうじ茶でも過剰なカフェイン量が妊娠中に与える影響

とは言えほうじ茶もカフェインを含んでいるのは事実です。

ほうじ茶も多く飲みすぎると胎児の発育を阻害する恐れがある

しかし、たとえカフェインの少ないほうじ茶といえど、飲み過ぎは禁物。
特に妊婦さんの場合は注意が必要です。

カフェインにより胎内の血流に影響を与える可能性がある

というのも、大量のカフェイン摂取は、お腹の赤ちゃんの血流量を低下させ、
成長を妨げてしまうという可能性が指摘がされているからです。
また、早産や流産の危険性を高めるリスクもあるようです。

カフェインと胎児の発育についての因果関係はまだはっきりしない部分が多いものの、
流産にはならないとしても、赤ちゃんに何かしらの悪影響があると考えられている以上、
問題がないとされる量を超えてのカフェイン摂取は避けたほうが良いでしょう。

ただ、コーヒーやお茶が大好きな人が、
妊娠が判明した途端にそれを完全に止めるというのは、なかなか大変ですよね。
お腹の赤ちゃんへの影響を気にしてカフェイン断ちをした結果、
かえってストレスを溜め込むことになってしまっては本末転倒です。

妊婦さんはカフェインを絶対に摂取してはいけない、という訳ではありません。
毎日の生活をリラックスして過ごすために、適度なブレイクタイムを楽しみつつも、飲みすぎ注意、とだけ覚えておきましょう。

ほうじ茶の効果

さて、普通に飲む分には問題ないということが分かったほうじ茶ですが、
味や香りを楽しむだけではもったいない!
実は、驚くべき数々の魅力的な成分を備えているのです。

妊婦さんにとっても、もちろんそうでない方にとっても絶対にオススメできる、
ほうじ茶を飲むだけで期待できる効果をご紹介します。

オススメポイントその1:「テアニン」で心も体も穏やかに心身に良い影響を与える

テアニンとは、茶葉に含まれているうま味や甘みの素となる成分で、緑茶特有のものです。
温かいお茶を口にした時、ほっとした気分になりますよね?
実はこれ、テアニンによるところが大きな原因の一つなんです。

リラックス効果

人が心地よいと感じる状態にあるとき、頭の中ではα波(アルファは)と呼ばれる脳波が出ているのですが、
テアニンには、このα波を発生させる作用が確認されています。
どういうことかというと、テアニンを摂取することでリラックス状態を作り出すことができるのです!

このリラックス状態が具体的にどのような結果を引き起こすかというと、
寝つきを良くし、ぐっすりと熟睡でき、さわやかに起きられるという、睡眠の改善や、
月経前のイライラ、憂鬱などの症状を改善するといった、女性に嬉しい効果も報告されています。[*4]

テアニンの投与による、うつやPTSDといった精神疾患の改善も認められており、
脳細胞を保護する効果によって、記憶障害を防止することから、
アルツハイマー病や認知症にすら効果的であるということが明らかになってきました。[*5]

悩み多き現代人にとって、まさに救いの一手となりうる可能性を秘めているんですね。

ただ残念なことに、ほうじ茶のテアニン含有量はそれほど多くありません。
そもそもお茶の葉にはテアニンが存在するのですが、光合成によってテアニンは「カテキン」という成分に変化します。
つまり、日光をなるべく当てずに育てたお茶、一般的に「高級なお茶」と分類されるものにほど多く含まれているのです。
テアニンに限っていえば、煎茶やほうじ茶よりも、抹茶や玉露の方が効果は高いといえます。

オススメポイントその2:「カテキン」で若々しく健康に

カテキンとは、主にお茶に含まれている、渋味の素となる成分です。
よく聞く言葉なので、多くの方が一度は耳にしたことがあると思います。
このカテキンを簡単に説明すると、病気になるのを防いでくれるもの、ということです。

地球上のすべての生物は、呼吸をして生きています。
体内に取り込んだ酸素を使って、食べ物をエネルギーに変換しているのですが、
喫煙やストレスなどの様々な要因で、体内の酸素が人体の細胞を攻撃する物質に変化してしまうことがあります。
この「酸化」と呼ばれる現象を抑え、老化や病気になるのを防ぐ作用を持っているのがカテキンです。

テアニンの項目でも少しご説明したとおり、お茶の葉は、日光によってテアニンをカテキンへと変化させます。
つまり、

  • 日光をなるべく当てずに育てたお茶→テアニンが多く含まれる:リラックス効果が高い
  • 日光をたくさん当てて育てたお茶 →カテキンが多く含まれる:抗酸化作用が強い

ということになります。
カテキンに関しては先ほどとは逆に、抹茶や玉露よりも、煎茶やほうじ茶の方が効果は高いのです。

そしてカテキンの有用性は、抗酸化作用だけにとどまりません。

殺菌作用がある

カテキンには強力な殺菌作用があり、黄色ブドウ球菌やO-157といった、
食中毒を引き起こすほとんどの菌を殺菌する力があることがわかっています。
お寿司などの生モノを扱うお店では、お食事のおともにお茶が出されることが多いのですが、
これは単に食べ合わせが良い、というだけでなく、カテキンの高い殺菌作用を期待して提供されているのだとか。

その他にも、インフルエンザウィルスや、胃潰瘍を引き起こすピロリ菌、
虫歯の原因になるミュータンス菌への有効性も報告されています。
お茶どころで有名な静岡や鹿児島などでは、お茶でうがいをすることで健康増進に役立てている地域も多いみたいですね。

カテキンによって脂肪がつきにくくなる

ありがたいことに、カテキンはダイエットにも効果的なんです!
食事における糖の吸収を抑えたり、コレステロール値の減少や、運動時の脂肪燃焼量の増加させる作用があります。

ただし、これは高濃度のカテキンを長期間継続して摂取した場合に限ったお話。
普通にお茶を飲んでいるだけでは、目に見えてのダイエット効果は期待できません。

オススメポイントその3:ピラジンが身体に良い働きをもたらす

ほうじ茶の独特な香ばしさの正体は、このピラジンと呼ばれる成分に由来しています。
ピラジンは、高温で加熱することによって生まれる香り成分で、
焙煎したコーヒーや麦茶、焼いたお肉など、一般的に「香ばしい」と感じるものに多く存在します。
ほうじ茶にも豊富に含まれているのですが、このピラジン、おいしそうな香りを出すだけではありません。

気分を落ち着かせる

なんと、香りを嗅ぐだけでα波を増加させる効果が期待できるという報告があがっています。[*6]
つまり、テアニンと同じように、気分を落ち着けるリラックス効果があるんです!

テアニンは決して多くないほうじ茶ですが、それに代わる成分をちゃんと持っているんですね。

血流を良くして血栓ができるのを防いでくれる

またピラジンは、血が固まるのを防ぎ、サラサラにする効果を備えています。
血がドロドロの状態だと悪化する症状や病気は数多くあり、
高血圧症や動脈硬化症といった生活習慣病、さらには脳梗塞や心筋梗塞といった症状の緩和に期待されています。
身近な症状では、冷え性や肩こり、肌荒れの緩和に効果があるようです。

オススメポイントその4:水分の補給として有用

妊娠すると、お母さんは自分の分だけでなく、赤ちゃんを包む羊水を作るための水分が必要です。
また、妊娠中はホルモンの影響によって便秘に悩まされやすく、
さらに、つわりの症状がある時期は、身体の水分が失われて脱水が起こりやすい状態ですから、
いつも以上に、こまめな水分補給をに行う必要があります。

妊娠中の水分補給の目安は、1日1.5~2リットルと言われており、
カフェインの少ないほうじ茶は、水分補給に適していると言えます。

カフェインが与える利点

これまでに、カフェインは取り過ぎると良くない、とお伝えしてきましたが、
そもそもカフェインとはどのようなものなのでしょうか。
特に妊娠中は悪者とされがちな存在である一方、利点があることも事実です。
正確な情報を知って、賢く取り入れましょう。

カフェインとは、コーヒーに含まれていることを由来に命名された、天然由来の成分の1つです。
少量の苦味や渋味を感じさせる物質で、様々な有益な作用を持っていることから、
風邪薬や頭痛薬などの医薬品に用いられることもあります。

カフェインを摂取することによって得られる良い効果は、多岐にわたります。

覚醒

カフェインの主な作用の1つは、神経を興奮させることによる覚醒作用です。
一時的に体を元気な状態にして、パフォーマンスを向上させます。
個人差はあるものの、体内に摂取しておよそ30分程経過した時点から効果を発揮しはじめ、
その後、3時間程継続するといわれています。[*7]

これだけ聞くと、なんだか良いもののような、ちょっと怖いような、複雑な気持ちになりますね。
具体的には以下のような効果が期待されます。

眠気が覚める

人が疲労を感じている時、脳内では疲労回復を目的として睡眠を促す「アデノシン」という物質がたまっています。
その時にカフェインを摂取すると、カフェインはアデノシンの働きを妨げて眠気を取り払います。
これは一時的に眠くなくなっているだけで、疲労物質そのものが除かれたわけではありません。

疲労を感じにくくなる

眠気が覚めるのと同じ理由で、疲労を感じにくくなります。

集中力が上昇する

カフェインによって集中力や作業の能率がアップしたという報告がされています。
眠気を促す脳内物質のアデノシンは、やる気や意欲といった機能を担う「ドーパミン」という物質の働きを抑えるのですが、
カフェインによってアデノシンの働きが阻害されることによって、間接的にドーパミンを促進します。

利尿作用

よく知られている作用の2つめに、利尿作用があげられます。

体内を巡ってきた血液は、腎臓において綺麗ろ過され、この時に不要となった老廃物が尿として排出されます。
一方のろ過された分はというと、再び体に吸収されて体内に戻されるのですが、
カフェインには、体内へと戻される水分の再吸収を抑える作用があることが分かっています。
その結果、再吸収を抑えられた分の水分は尿として出ていくこととなり、排尿の量や回数の増加につながるのです。

むくみにお悩みの方にとっては、排尿回数の増加が解消に役立ちます。
そう考えると、トイレの回数が増えるのはちょっと面倒だけど、あながち悪い事だとは思えなくなりますね!

なお、カフェインの利尿作用は弱いものであり、それによって脱水症状を引き起こすものではないことが報告されています。
カフェインによる利尿作用を恐れて過剰に水分を取らないことが、逆に脱水症状引き起こすこともあるようです。[*8]
トレイの回数を恐れず、きちんと水分補給しましょう!

カフェインが与える悪影響

上手にカフェインを活用したいものですが、
使い方を誤ると悪い結果をもたらすことがある、ということも覚えておかなければなりません。

カフェインには副作用があることが確認されており、
また、カフェインを継続して摂取し続けると耐性ができて効果を得にくくなったり、
カフェインに依存してしまう状態に陥ることも分かっています。
過剰摂取を繰り返すと、最悪の場合、中毒によって死亡するケースも報道されていますが、
中毒症状への治療法は確立されておらず、一時的に症状を和らげるのみに限られています。

カフェインに対する研究はまだ途上にあり、はっきりとした答えがみつかっていないことも多いようです。
私達がお茶やコーヒーとしてカフェインを含む飲料を摂取するとき、
その作用はカフェインだけではなく、カテキンやポリフェノール等との相乗効果によって発現します。
影響の度合いが個人差によるところの大きいカフェインですから、その結果も複雑多岐にわたります。
今は、過剰摂取にだけ気を付けておきましょう。
なにごともほどほどに、適量を守って正しく使うことが大切ですね。

カフェインの摂取によって引き起こされると考えられる症状について確認していきましょう。

眠れなくなる

カフェインには覚醒作用があることはすでにお伝えしました。
そのため、夜遅い時間にカフェインを摂取してしまうと、目がさえて寝付くことができなくなってしまいます。
また、利尿作用の効果により、ベッドに入ってからも何度もトイレに行きたくなり、眠りの質を悪化させます。

カフェインの効果は3時間程継続することから、
特に睡眠でお悩みの方がお茶やコーヒーを飲む場合、寝る前の3時間前までに済ませておくのが良いでしょう。

めまいがおきる/

カフェインを含む飲み物を飲んだときに、まれにめまいを起こすことがあるようです。
めまいの症状はカフェインの副作用に挙げられているものの一つですが、
その原因に対する明確な科学的理由は判明していません。

とはいえ、カフェインが刺激物であることには変わりません。
体調が良くないと感じるときは、飲むのを控える方が賢明です。

健康に害を与える可能性がある

適量を超えて過剰に摂取した場合、様々な健康被害をもたらすことがあると指摘されています。
比較的軽い症状では頭痛、心拍数の増加、嘔吐、下痢などが挙げられます。
さらに重症なケースでは、以下のような症状が報告されています。

高血圧リスクの増加

血圧を上昇させる効果がカフェインにはあることが判明しているのですが、
肝機能が低下している人にとっては高血圧症のリスクが高くなる可能性が指摘されている一方、
むしろ、逆にカフェインを摂取した方が高血圧症の危険性が減るという研究結果も報告されています。[*9]

骨粗しょう症の原因

カフェインを含む飲料を摂取することで骨が弱くなり、骨粗鬆症を引き起こすと考えられています。
確かにカフェインには利尿作用があり、尿と一緒にカルシウムを排出するからです。
しかし、その可能性を否定する研究結果も報告されています。[*10]
1日の摂取上限に満たない程度のカフェイン摂取では、骨量の減少は見られず、
むしろ骨密度の低下の原因は、偏った栄養バランスの食事や運動不足にあると指摘されています。
また、緑茶や紅茶には骨粗鬆症を予防する効果があることも明らかになっています。[*11]

人が病気になる原因は、カフェインだけにあらず、というところでしょうか。
きちんと食べて、適度に運動することが大事なんですね。

外国諸国が考えるカフェインの影響

では、健康被害をもたらす可能性のあるカフェインに対して、日本以外の国ではどのように考えられているのでしょう?

世界的な統一基準はないものの、世界中の多くの機関で、各国ごとの指標を定めて注意勧告等を行っています。
各国機関が考えている基準をこえなければ安全である・悪影響はないと評価する機関がある一方、
妊婦や子供に対してのリスクがあると明言している機関も存在します。

ここでは、妊婦さんや未成年者に対してカフェインが与える影響をリスク評価している機関についてとりあげます。

イギリス食品基準庁は悪いものと考えている

英国の食品分野における公衆衛生を担う政府機関では、
妊娠した女性に対して1日あたりのカフェイン摂取制限を勧めています。

  • 妊娠している女性:200mg 未満/日

以前は300mgまでとされていましたが、その危険性により上限値が引き下げられました。

妊婦がとりすぎると出生児に影響

妊婦がカフェインを摂り過ぎた場合、生まれてくる赤ちゃんの低体重化による健康状態の悪化や、
流産を引き起こす可能性が高くなることを指摘しています。

カナダ保健省も悪影響を及ぼすと考えている

カナダの公衆衛生に関する業務を司る政府機関では、イギリス食品基準庁と同様に、
過剰摂取による新生児の低体重や流産のリスクのほか、
頭痛・不眠症・脱水症状・イライラ感や緊張を引き起こす可能性を指摘しています。
さらに、子供もまた有害作用を受けやすいとして、未成年者に対する1日あたりのカフェイン最大摂取量を公表しています。[*12]

妊婦又は授乳婦及び妊娠を計画している女性 300 mg 未満/日
4~6歳児 45 mg 未満/日
7~9歳児 62.5mg 未満/日
10~12歳児 85 mg 未満/日
13歳以上の青少年 2.5mg×体重kg 未満/日

フィンランド食品安全局も悪影響であると考えている

フィンランドの政府機関では、未成年者においては少量のカフェインでも副作用があるとし、
耐性の増加、禁断症状、不安感やイライラ感やを引き起こす可能性を指摘しています。

約体重50kgの青少年が、カフェインを摂取した結果

15mg/日を摂取した場合 副作用はみられない
50mg/日を超える量を摂取した場合 カフェイン耐性の兆候がみられる
125mg/日を超える量を摂取した場合 不安感やイライラ感の副作用がみられる

世界中でカフェインに対して関心があることがよく分かりますね。

ほうじ茶の情報

ところで、一口に「お茶」とは言っても、緑茶・紅茶・麦茶など、様々な種類が存在します。
見た目や味の違いはわりと簡単に感じることはできるけれど、
それぞれ何がどう違うのか、具体的に把握されている方は多くないのではないでしょうか。

お茶の分類をざっくりと確認しておきましょう。

お茶の分類
チャの木の葉をつかったもの 茶葉を完全に発酵させたもの 紅茶
茶葉を半分発酵させたもの ウーロン茶
茶葉を発酵させていないもの 緑茶
日光を当てて育てた茶葉を使ったもの 柔らかい新芽で作ったもの 煎茶(せんちゃ)
新芽が成長して硬くなった葉で作ったもの 番茶(ばんちゃ)
煎茶や番茶などを強火で加熱・乾燥させたもの ほうじ茶
日光を当てずに育てた茶葉を使ったもの 茶葉を揉んで乾燥させたもの 玉露(ぎょくろ)
茶葉を揉まずに乾燥させたもの 碾茶(てんちゃ)
碾茶を粉末にしたもの 抹茶(まっちゃ)
チャの木の葉以外をつかったもの

麦茶、たんぽぽ茶など

いわゆる「お茶」とは、ほとんどが「チャの木」という植物の葉を抽出して淹れられているんですね。
その中でもほうじ茶とは、どんなお茶なのでしょうか?

ほうじ茶は緑茶を焙煎したもの

ほうじ茶とはその名前のとおり、焙じたお茶。
煎茶や番茶を強い火であぶっており、他のお茶とは一味違う香ばしさを楽しむことができます。
前出のとおり、カフェインの含有量が少ないのも特徴です。

口当たりはさっぱりしており、刺激も少なく胃にやさしいため、妊婦さんにも安心ですね!

ほうじ茶低価格

ほうじ茶の由来は諸説ありますが、
一説では売れ残って古くなってしまった茶葉を焙煎し、香ばしく飲めるように加工したことがはじまりだとか。
つまり、安いお茶を美味しく飲むための工夫として作られているものが多いようです。
そういった理由で、基本的にほうじ茶はリーズナブルな価格で手に入るものとなっています。

なお、「一番茶」と呼ばれる、お茶の葉の新芽の部分だけを加工したものもあり、
焙煎前のお茶が高いものである場合は、その分お値段も上がります。

食後に飲むことが適している?

ほうじ茶はいったいいつ飲むのが最適なのでしょうか。
もちろんお茶の楽しみ方は人それぞれなのですが、オススメしたい飲み時、があります。

刺激が少ないため、胃の弱い方にとって、起床後の水分補給としてオススメです。
さっぱりした味なので、どんな食事にもよく合い、食事中にオススメです。
香ばしい風味で、口の中がすっきりするため、食後にオススメです。
カフェインが少ないことから、眠りを妨げにくく、就寝前にオススメです。

基本的には起床後でも、食事中でも、食後でも、寝る前でも、いつ飲んでも大丈夫なのがほうじ茶です!

食事中や夜間は避けるべき?

お茶に含まれる成分が鉄の吸収を妨げるため、食事中にお茶を飲むことは避けるべきとされています。
また、ただでさえ女性は貧血の方が多いのですが、妊婦さんはさらに貧血になりやすい状態です。
これは、赤血球の原料となる鉄分をお腹の赤ちゃんに分け与えるためです。

貧血でお悩みの方は、食後30分から1時間まではお茶の飲用を控えた方が良いでしょう。
また、カフェインによる睡眠への影響が気になる場合は、夕方以降の飲用も避けましょう。

濃すぎない方が良い?

お好みの濃さで楽しむのが一番です。
濃いお茶がお好みなら、その分飲む量を控えてカフェインの量を調節しましょう。

ビタミンCが豊富?

野菜や果物など、さまざまな食材に含まれているビタミンC。
実は大変酸化しやすく、壊れやすいという性質を持っているのですが、
お茶に含まれるビタミンCは、カテキンの作用によって壊れにくくなっています。
緑茶は効率的にビタミンCを摂取できる最適な飲み物なのです。
たった4~5杯の緑茶を飲むだけで、1日に必要なビタミンCの50%近くを摂取することができるとされています。

ただし、これは緑茶の中でも煎茶に限ったお話です。
ほうじ茶は強火であぶる工程を経るため、ビタミンCの含有量は少なくなっています。
ビタミンCの摂取を目的とするならば、煎茶を飲むのが最も効率的です。

様々な栄養素を含有している

ほうじ茶には様々な栄養素を含んでいます。
カテキン、テアニン、ピラジンについては前出の通りですが、もう一つ触れておきたい栄養素があります。
それは、「タンニン」という成分です。

タンニン

タンニンとは、お茶や柿などに含まれている、苦味・渋味の素となる成分です。
赤ワインや紅茶に多く含まれていることでも有名です。
[食事中や夜間は避けるべき?]の項目で紹介した、鉄の吸収を妨げる成分というのが、このタンニンです。
鉄分の吸収を阻害する点だけでいえば、あまりありがたくないイメージを持たれるかもしれませんが、
その他にも抗酸化作用、脂肪燃焼作用、整腸作用などがあるとされ、生活習慣病に対する効果が研究されています。

100mlあたりのタンニン含有量
紅茶 100mg
煎茶 70mg
ほうじ茶 40mg
番茶 30mg
ウーロン茶 30mg
コーヒー 25mg
玉露 23mg

紅茶や煎茶には及ばないものの、ほうじ茶にも多くのタンニンが含まれているんですね。

他の商品がカフェインを含有しているかどうか

さて、カフェインはお茶やコーヒーに多く含まれていることを見てきましたが、
はたして本当にそれだけなのでしょうか?
カフェインを含む食品は他にもあるのかどうか、気になりますよね。

他にも含んでいるものはある

実は、その有益な効果を利用して、カフェインは多くの食品に配合されています。
私たちに身近なところに存在する、代表的な含カフェイン商品を挙げてみましょう。

炭酸飲料

主に、コーラ飲料と呼ばれるものに、番茶と同程度のカフェインが含まれています。
カフェインの量自体はそれほではないものの、炭酸飲料は多量の糖質を含むため注意が必要です。
というのも、妊娠中は血糖値が上がりやすくなっており、高血糖によって妊娠糖尿病という病気を患う危険性があるためです。
血糖の厳重な管理が大切になりますので、炭酸飲料はたくさん飲まない方が良いようです。

エナジードリンク

エナジードリンクとは、疲労の回復等を目的とする清涼飲料水です。
他の清涼飲料水よりもはるかに多いカフェインを含み、強い甘さと炭酸が特徴です。
日本国内にて、エナジードリンクの大量摂取による死亡事故が発生しており、
これを受けて厚生労働省による注意喚起がなされています。

栄養ドリンク

栄養ドリンクとは、肉体疲労時の栄養補給等を目的とするいわゆるドリンク剤です。
エナジードリンクとの違いは、こちらは医薬品、もしくは医薬部外品であるという点。
疲労回復に必要な栄養素や有効成分がたっぷりと含まれています。
当然、含まれるカフェインの量も多くなる傾向にありますが、カフェインフリーを謳った商品も人気です。

主な含カフェイン商品 含まれるカフェインの量
炭酸飲料 コカ・コーラ 9.5mg/100ml
ペプシコーラ 10.4mg/100ml
メッツコーラ 10.2mg/100ml
エナジードリンク コカ・コーラ エナジー 32mg/100ml
レッドブル 31.3mg/100ml
モンスターエナジー 41.2mg/100ml
栄養ドリンク リポビタンD 50mg/100ml
アリナミンV 50mg/100ml
チオビタドリンク 50mg/100ml

日常的に服用することになると、気を付けたい数値ですね。

また、上記以外にチョコレートやココアなどの食品にもカフェインは含まれており、
その含有量は、原材料として使われているカカオマスの割合によって変わってきます。

青汁も製品によっては入っている

青汁の製品にもカフェインが含まれていることがあります。
しかし、これはカフェインを意図的に配合しているわけではなく、
青汁の原材料に抹茶や緑茶などが使われた結果として、少量のカフェインが計上されたもののようです。

摂取量を減らすことができる商品もある

思いがけずカフェインの多い食事をしてしまったとき、
ほうじ茶よりももっとカフェインの少ないものが分かっていると安心ですよね。
今回オススメしたいのはほうじ茶ですが、少しだけご紹介します。

麦茶

カフェインを含まない飲み物の代表として有名なのが、大麦を原料とする麦茶です。
ミネラルも豊富なため、昔から妊婦さんに好まれています。
ただし、大麦には体を冷やす作用があるため、飲み過ぎには気を付けましょう。

玄米茶

主に番茶と、炒った玄米とを同量ずつ混ぜ合わせたお茶で、
さっぱりした味わいと、炒った玄米の香ばしさが特徴です。
使われている茶葉の種類により異なりますが、100ml中に10mgのカフェインが含まれるとされています。[*2]
たまには気分を変えて、玄米茶を楽しむのもよさそうですね!

水出し緑茶

お湯ではなく、水を用いてじっくりと抽出したお茶です。
苦味・渋みの成分であるカフェインやカテキンは高温でしか抽出されにくいため少なく、
一方、甘味・うま味の成分は低温でも抽出されるため、とてもまろやかな味になります。
作り方も簡単なので、お時間に余裕のある方はお試ししてみてはいかがでしょう。

ほうじ茶が乳幼児に与える影響

子供は大人と比べて体内の水分量が多く、また新陳代謝も活発です。
多くの汗をかくことによって脱水症状を起こしやすい傾向があるため、こまめな水分補給が必要となってきます。

体に良いものは、できるだけ早いうちから子供にも与えてあげたいですよね。
妊婦さんには良い事ずくめだったほうじ茶ですが、子供に飲ませても大丈夫なのでしょうか?

乳幼児へは多く飲ませない方が良い

3歳程度まではカフェインをできるだけ控えた方が良い、というのがおおむねの正解ではないでしょうか。
なぜこんな曖昧な表現なのかというと、倫理的な理由から乳幼児に対するカフェインの研究が実施できず、
正確な事実関係が把握できていないからです。

カフェインが子供の脳の発育の阻害をする可能性も指摘されていますが、まだ可能性の域をでていません。
しかし、前出のカナダ保健省における1日のカフェイン摂取推奨量が、4~6歳児にて45mg未満とされていたことからも、
乳幼児に対して、ほうじ茶を含むお茶類やコーヒーはなるべく与えない方が良いでしょう。

子供の水分補給としてオススメなのは、湯冷ましした水や、カフェインを含まない麦茶です。
市販の商品の中には、カフェインの量を1/2~1/3程度に抑えた乳幼児向けのほうじ茶も存在するようですから、
どうしても子供がほうじ茶を飲みたがる場合などは、そういった商品を選ぶことも一つの手段です。

大人よりもカフェインの影響を受けやすい

体が小さく、脳が発達段階にある子供は、大人よりもいっそうのカフェインによる影響を受けやすく、
1歳前後までカフェインの排除能力は大人と比べて非常に低いことが分かっています。
少しの量で長く効果を発揮し続けるということですので、注意が必要です。

また、母乳を通して赤ちゃんにカフェインが取り込まれることもあります。
そのカフェイン量は、お母さんが摂取したカフェイン量の1%程度と少量ですが、気に留めておきましょう。

夜寝なくなる

乳幼児がカフェインの影響下にあるとき、大人と同様に覚醒作用がはたらきます。
子供がなかなか夜寝ようとしない場合は、食生活を見直してみて、
カフェインを含むものを摂っていないかどうかを確認してみましょう。

興奮状態に陥りやすい

同様に、落ち着きがない、情緒不安定になる、泣く回数が増える、などの行動が子供に見られる場合は、
カフェインによる副作用の現れである可能性があります。

まとめ

ほうじ茶に関するまとめとして以下の8つのポイントを抑えておきましょう!

  • 1. ほうじ茶は妊娠中に飲んでも大丈夫!
  • 2. ほうじ茶にはうれしい効果がたっぷり
  • 3. カフェインの効果は3時間つづく
  • 4. カフェインは過剰摂取すると危険
  • 5. 妊娠中のほうじ茶は1日7杯まで!
  • 6. ほうじ茶はお手頃価格でいつでも楽しめる
  • 7. 炭酸飲料やドリンク剤にカフェインが含まれていることもある
  • 8. 乳幼児にはほうじ茶よりも水や麦茶を

心配事の多い妊娠中でも、安心して楽しめるほうじ茶。
おいしいだけでなく、カラダにもココロにも嬉しい効果がたっぷりでした。お茶の力はとっても偉大ですね。
そして、カフェインは正しい知識を持っていれば怖くありません!
賢く、上手に日々の暮らしの中に取り入れましょう。
時には気分を変えてコーヒーや麦茶も楽しみつつ、有意義なリラックスタイムを過ごしてくださいね。

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