病院で診てもらうことが確実ですが、症状が軽いうちはなるべくなら自分で対処したいものです。それならピアスホールから汁が出る原因を症状で正しく確認して、原因に沿った処置をしなければいけません。
ここでは、ピアスホールから汁が出る原因は何なのか?症状別に解説します。
ピアスホールから汁が出る原因は何?
ピアスホールから汁が出る原因は主に以下の3つがあります。
- ピアスホールが化膿した症状
- ピアスホールから浸出液(組織液)が出る場合
- ピアスの金属アレルギー症状
汁の色や状態、患部の腫れや痒みなどから判断します。詳しく確認してみましょう。
ピアスホールが化膿した症状
ピアスホールが化膿した場合の症状は、出てきた汁が黄色から黄緑色ににごっていて、乾きずらくネチャネチャネトネトしていて血液が混ざるときもあります。患部は腫れと痒みを伴います。
直接的な化膿の原因としては、細菌の感染の可能性が大きいですね。雑菌の多い手で不必要にピアスをいじったり、体の免疫力が落ちてくると化膿しやすいです。そのまま出た汁を放置するのはよくないので、シャワーなどお湯で洗い流しましょう。
ピアスで膿んだときの詳しい対処法はこちら
夏は暑くて湿度が高く雑菌が繁殖しやすくピアスホールを開けたとき、化膿しやすいので注意が必要です。別に夏ピアスで膿まない方法を解説しています。
ピアスホールから浸出液(組織液)が出る場合
ピアスホールから出る汁が、白から薄黄色ぐらいで透き通っている場合(血液が混ざることもあります)、浸出液(組織液)の可能性が高いです。患部はほぼ痒みがなく、汁が乾くとパリパリのカサカサになります。ピアスホールから浸出液(組織液)が出るのは正常な体の反応で、パリパリのカサカサはカサブタの役割で傷口を保護しています。なので無理にはがさないで、基本的には放置です。
無理にはがすのは感染症の原因にもなりかねないのでやめてください。役割を終えると新陳代謝で勝手にはがれるので問題はありません。もしくは、ホットソークや暖かいお湯でふやかしてやさしく洗い流す感じでお願いします。ピアスを頻繁にいじったり付け替えるなど不用意な刺激は避けましょう。また、ピアスが太すぎるのもよくありません。
ピアスの金属アレルギー症状
汁がサラサラで薄黄色で透き通っている。乾くとパリパリカサカサだけど、患部が赤く痒みを伴う場合、ピアスホールが金属アレルギー症状を起こしている可能性があります。ただの浸出液が出たときと違うのは、痒みが特徴的ですね。ただし、金属アレルギーの初期症状では赤みや痒みがまだ出ないこともあるので、判断には様子見も必要です。
また、皮膚の弱めの箇所ほど金属アレルギーは起きやすく、片方の耳たぶはなんともなくても、もう片方の耳たぶでは金属アレルギーが発祥するといったことも、往々にしてあります。また、
時計やネックレスはなんともなくても、ピアスでは発祥と言うこともあり、このことから病院でのパッチテストもピアスにはあまり信用は出来ません。
金属アレルギーの場合そのままではどうしようもないので、ピアスを別の素材に変える必要があります。金属アレルギーの厄介なところは、とにかく身に着けてしばらく試さないとわからないところですね。
症状が重ければステロイドの使用も必要なので、病院で適切な処置と指示を受けましょう。
それぞれの対処法については、別の記事でそれぞれ詳しく解説します。