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常温は何度から何度までをさす?常温保存や高温多湿と食品薬での違い

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常温とは何度から何度までをさすのでしょうか?食品の保存方法を確認すると、常温保存と記されていることがあります。しかし、具体的な温度が記されていないケースがほとんどなので、いまいちピンとこないですよね?ここでは、食品や薬品の常温保存とは何度までを指しているのか?詳しく解説します。

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常温は何度から何度までをさす?

早速、常温とは何度から何度までを指すのかご説明いたします。

常温とは、温めたり冷やしたりしない、平常の温度のことをいいます。

この常温が何度から何度までなのかは、
日本工業規格が定めている温度と、
厚生労働省が定めている温度で違います。

日本工業規格での常温

日本工業規格では平常温度は
15度~25度までと定めています。

こちらの温度までが一般的ですね。

厚生労働省による常温

厚生労働省の取り決めでは、

夏の室内では25度~30度まで、
冬の室内では15度~20度まで、

外気温よりも温度が上がらない温度としています。

私達が食品を購入した時に常温になる目安は、日本工業規格の温度ですが、
日本の食品メーカーでは、厚生労働省の定めた温度を基準にして食品を製造しています。

また、食品の中でも特にペットボトルなどでは
蓋を開けなければ無菌状態を保つことが出来ますので、

常温に関係なく賞味期限内なら腐ることはありません。

しかし、温度が30度を超える場所に長時間おいておくと、
色が変わったり味が落ちたりします。

常温保存に対して高温多湿とは?

食品のパッケージを見てみると、
常温保存と書いていなくても

「高温多湿な場所を避けて保管してください」

と書いてあることがよくあります。

では、高温多湿とは
何度から何度までの温度を定めるのかと言いますと、

摂氏28度~32度までで、
湿度60%~80%までのことを言います。

では、このような高温多湿な場所ではない場所での
保管とはどこなのかと言うと、「冷蔵庫」です。

商品を開封していない時には、
スーパーなどで置いてあった通りに
冷蔵のものは冷蔵庫やしまえばいいのですが、

開封したら、上記の記載がある商品に関しては、
全て冷蔵庫で保管することが大切なのです。

よく、油は常温で保管しがちですが、
一度開封した油も冷蔵庫で保管することによって酸化を防ぐことが出来ます。

医薬品の常温はまた別?

次に、薬の常温保存についてご紹介いたします。

薬の常温は、食品の常温とは定める温度が違います。

日本薬局方通則によると、薬の貯蔵温度は、

  • 室温→1度~30度まで
  • 冷所→1度~15度まで
  • 常温→15度~25度まで

と定めています。

医師や薬剤師から特別な指示なない限り、
薬は常温で保存します。

しかし、夏の場合は室内でも3
0度を軽く超えてしまう日が沢山ありますね。

高温の場所に数時間置いておくくらいでは
薬は成分が変化したり劣化するおそれはありませんが、

30度を超える温度での保管は薬は適しません。

そのため、夏の暑い季節の時には出来るだけ風通しがよく
直射日光のあたらない場所で保管するようにしましょう。

ということは夏の常温保存方法は?

このように食品や薬の常温規定を見ていくと、
夏はとても食品や薬には適さない温度だということがよく分かります。

つまり、夏は常温保存のしにくい季節なのです。
では、食品の場合と薬の場合はどのように保管するのがベストなのでしょうか?

食品の理想的な保存方法

食品は、水に濡れた部分からどんどん腐ります。

目安としては、36度くらいが一番細菌が培養しやすく、
温度が10度上がるとともに細菌の数も2倍に増えると思っておきましょう。

そのため、食品は出来るだけ水気を切った状態で冷蔵庫で保管するようにします。

醤油や胡椒などのスパイスも冷蔵庫で保管した方が褐変しにくいですし、
魚などは冷凍庫に入れれば3週間くらいなら持ちます。

薬の理想的な保存方法

薬の場合は、先程もご紹介した通り直射日光のあたらない風通しの良い場所に保管します。

おすすめは、玄関先などの比較的涼しい場所です。

冷蔵庫に入れるのも良いですが、結露で湿気を吸ってしまうことで薬の劣化を早めたり、
使いにくくなる場合がありますので、夏場の保存方法で気になることがあればその都度医師か薬剤師に保存方法を確認することがおすすめです。

湿布は絶対常温保存!

私の祖母は、戦争を経験しているからか、かなり物を大切に使っていましたね。

特に自分の体調管理に欠かせない薬に関しては、
何でもかんでも冷蔵庫にぎゅうぎゅう詰めて、

冷蔵庫の奥が見えなくなるほどいつも詰め込まれていました。

もちろん、湿布も祖母はしっかりと冷蔵庫に保管しており、
何度私達が「それは常温じゃない?」と言っても

「腐るといかんで・・・」

と言って冷蔵庫に何十枚と大切に保管していました。

でも夏場に限れば、
薬の冷蔵庫保存は利にかなっていたんだなーと。

25度なんて簡単に超えてしまいますからね。

常温は何度から何度までをさす?まとめ

日本工業規格では平常温度は
15度~25度までと定めていて、

厚生労働省の取り決めでは、
夏の室内では25度~30度まで、
冬の室内では15度~20度まで、
外気温よりも温度が上がらない温度としていました。

一般的に常温は日本工業規格の、
15度~25度までが無難です。

また食品と薬では、常温の温度規定が違うことが分かりました。

また薬の場合の常温は、
日本薬局方通則によ薬の貯蔵温度、

  • 室温→1度~30度まで
  • 冷所→1度~15度まで
  • 常温→15度~25度まで

です。

しかし、どちらも共通している事は、
「夏は普通に保存をすることが難しい」ということです。

そのため、食品の場合は開封したら
冷蔵庫で保管するようにすること、

薬の場合は、出来るだけ風通しの良い場所に保管するか、
医師や薬剤師に保存方法を確認することが大切でした。

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