そんな時別の機器からLR41と互換性のあるボタン電池を変わりに使えると便利ですよね。
そこでここでは、ボタン電池LR41との互換性一覧表と種類による特徴や交換前の注意点について解説します。
家にあるかも知れませんし、緊急ならLR41と互換性のあるボタン電池が使われている機器を安く買ってくるのも手段の一つです。
LR41と互換性のある代わりのボタン電池一覧表
LR41と互換性のある代わりのボタン電池は、下記一覧表にある型番全てが該当します。
ちなみに、寸法(大きさ)は「直径7.9mm × 高さ3.6mm」で、全て同じです。
電池種別 | 空気亜鉛電池 | アルカリ電池 | 酸化銀電池 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
主な用途等 | 補聴器用 |
携帯ゲーム機
時計
電卓
電子体温計
歩数計
等
|
電子体温計
小型計測器
等
|
アナログ針 時計用 |
デジタル 時計用 |
|
公称電圧(V) | 1.4 | 1.5 | 1.55 | 1.55 | 1.55 | |
国内メーカー
対応型番
|
PR41 | LR41 | SR41 | SR41SW | SR41W | |
アメリカ |
ENERGIZER
エナジャイザ
|
AC312E | 192 | 392 | 384 | 392 |
DURACELL
デュラセル
|
312HPX DA312 |
D384 | D392 | |||
RAYOVAC
レオバック
|
312A | RW87 | 384 | 392 | ||
TIMEX
タイメックス
|
V384 | K | ||||
ヨーロッパ |
VARTA
ファルタ
|
V312A | V3GA | 384 | V392 | |
RENATA
レナータ
|
ZA312 | 247 | 392 | |||
BULOVA
ブローバ
|
SB-A1 | 247B | ||||
イギリス |
BEREC
ベーリック
|
|||||
アジア 型番 |
SEIKO
セイコー
|
280-18 | SB-B1 | |||
CITIZEN
シチズン
|
280-13 | |||||
VINNIC
ヴィニック
|
L736 | 392EF | ||||
GP
ゴールドピーク
|
GPZA312 | GP192 | 392 | |||
Golden Power
ゴールデンパワー
|
392A※1.55v
LR41G
LR41GH
LR41GD
LR41GH
|
|||||
TIANQIU
天球:テンキュー
|
AG3※1.55v | |||||
PAKKO
|
L736C
L736H
|
|||||
IEC | LR41 | SR41 | SR41 | SR41 | ||
その他 | A312 | G3A | SG3 G3 |
L736C、L736Hは、マクドナルドのおもちゃなどでよく使われているようです。
LR41互換性についての注意点
上記LR41と互換性のある代わりのボタン電池一覧表の型番は、一応は全て互換性はありますが、場合によっては正常に動作しない場合もあります。なので出来れば、元々指定されている、もしくは購入時に使われていたボタン電池と同じ種類の電池を換わりに使うことが無難です。
これは電池にも性能差があるからです。
機器は使う電池性能に合わせて作られています。
指定電池よりも高い性能の電池を代りに使うのは問題ありませんが、指定電池より性能の劣る電池では、機能に誤差が出てくる場合があるのです。
とは言え、蓄電残量が十分なうちは、そこまで深刻な誤作動が出ることはないと思いますから、急場をしのぐくらいなら、大きな問題はないと思います。
ボタン電池の性能順としては、SR41Wが高く、次いでSR41SW、SR41、LR41と続きます。
PR41はLR41よりも容量があり、電圧も残量に左右されず安定していますが、シールをはがしたら、使わなくてもどんどん減っていくし、環境の一部条件によっては、不可逆的に著しく電池寿命が短くなるので、LR41より性能が良いとも劣るとも言いがたいところがありますね。
R41型の型互換性優先順位一覧を表記しておきます。
指定Lv | 型番 | 互換性 |
---|---|---|
1 | PR41 |
使用しない方が無難
↑
|
↓
使用可
|
1 | LR41 | |
2 | SR41 | |
3 | SR41SW | |
4 | SR41W |
指定Lvの高いボタン電池、は指定Lvの低いボタン電池を互換できる。逆に指定Lvの低いボタン電池は、指定Lvの高いボタン電池をカバーできない。実際は使えなくはないですが、守ったほうが良いと言う程度です。
ボタン電池LR41と互換性がある種類の特徴
国内メーカーの型番では、最初のアルファベットでボタン電池の種類を表しています。
それぞれボタン電池の種類の特徴を解説しますので、電池を代用するときなどの参考の一つにして下さい。
LR41:アルカリ電池の特徴
Lで始まるボタン電池はアルカリ電池を意味します。
廉価版の経済的な観点で優れた、いたって普通の電池です。
よくある単3形などのアルカリ電池とほぼ同じもので、蓄電残量が少なくなると、電圧と電流も弱くなっていきます。電圧や電流が弱くなることで、機器が正常な動作をできなくなったりします。
時計の場合、針のスピードが遅くなり、正確な時間を刻めなくなってきたりしますね。
蓄電容量は25mAH~35mAH程度。メーカーや商品によってばらつきはあります。
SR41:酸化銀電池の特徴
Sで始まるボタン電池は酸化銀電池を意味します。
酸化銀電池SR41はアルカリ電池LR41よりも高性能で、酸化銀電池は蓄電残量が少なくなっても、寿命を迎えるまで安定してほぼ一定の電圧を供給し続けます。元気だったのに突然ポックリ逝くイメージですね。蓄電容量は45mAh程度でメーカーや商品によってばらつきはあります。LR41の倍程度の目安。
その優れた特性により、主に精密な計測機器等に使われています。
ボタン電池LR41と互換性があり、代わりに使うことも出来ますが、LR41指定の機器なら、LR41を使ったほうが経済的には有利です。
PR41:空気亜鉛電池の特徴
Pで始まるボタン電池は空気亜鉛電池を意味します。
一番の特徴は、購入時に電池本体に張ってあるシールをはがすことで発電を開始します。
空気亜鉛電池は酸化銀電池と同じように、蓄電残量が少なくなっても電池寿命を迎えるまで、ほぼ一定の電圧供給を可能としています。また蓄電容量は180mAh程度と多く、酸化銀電池に劣らない高性能と言えます。しかし、一度シールを剥がし発電を始めると、機器がoffでも関係なく電気を消費続けます。これは再びシールを貼りなおすなどの対策を試みても防ぐことは出来ません。
また、温度環境にも寿命を左右されやすく、特に低い温度では非可逆的に著しく電池寿命を縮める場合もあります。
その特性と大容量により、補聴器など常にonで使い続ける機器に使われています。体温計などoffの時間の方がほとんどの機器には、経済的に不利になりますね。
空気亜鉛電池は、今ではほぼ補聴器専用的な物になっています。他の機器でも互換性はありますが、コストパフォーマンスの観点で言えばかなり悪いです。
おじいちゃんの補聴器から、一瞬だけ借りるのが現実的。
LR41と互換性ボタン電池交換前の注意点
LR41に限ったことではないのですが、電池を2個以上複数使う機器の場合、電池はなるべく同時期に買った、同じ種類、同メーカーのものを使うようにしてください。最低でも電池の種類と、購入は合わせた方が良いですね。
蓄電残量や電圧の違いによって、最悪発熱や破裂などのトラブルを引き起こすこともあります。
また、大きさの違うボタン電池を無理に使おうとするのもやめましょう。
LR41と互換性のある代わりのボタン電池一覧表と交換前の注意点まとめ
LR41と互換性のあるボタン電池は国がメーカーものならこんなに沢山あります。値段も安い傾向にあるので、マクドナルドなどオマケのおもちゃに使われていたりもします。
緊急のときは身の回りのものを探してみるのも良いでしょう。
SR41、LR41の商品
最後にボタン電池SR41とLR41の商品リンクを張っておきます。
ボタン電池LR41
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ボタン電池SR41
今はSR41SWなどしかないようですが、体温計には問題なく使えます。
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