粗熱を取るって、結局冷めるまで放置するだけですから、ついついうっかり忘れることもあれば、赤ちゃんの対応など、忙しくしていると、そのまま寝落ちしてしまうこともあります。朝起きて「しまった!」って。
忘れて寝てしまったら、一晩で大体7時間くらい常温放置してしまうことになりますが、この冷凍し忘れた離乳食って、赤ちゃんに食べさせても問題ないのでしょうか?ここでは、ママさんたちの意見を踏まえて解説します。
離乳食を冷凍し忘れたらどうする?
離乳食を冷凍し忘れたら、基本的にはあまりおすすめは出来ないですね。大人なら問題なくても、赤ちゃんはまだまだお腹も弱いので、そこは大事を取って赤ちゃんには食べさせないほうがよさそうです。
実際にお母さん達にアンケートをとって見ました。「Q.一晩離乳食を冷凍し忘れたらどうする?」
全体的な回答をまとめると、季節によるけどやっぱり赤ちゃんには食べさせたくないというのが親心のようですね。なんとなく大丈夫な気がしても、心配になったらやめておいた方がよさそうです。
細菌の増殖条件を知っておこう!
心配の根源はやはり食中毒菌でお腹を壊さないか?離乳食の常温放置に関して食べれるのかどうかは、やはり季節が大きく絡んできます。一晩放置した状態から判断するのも一つの方法なので、細菌の増殖条件も踏まえておきましょう。離乳食に限らずなのですが、食中毒を起こす原因細菌は、基本的に10℃から45℃くらいの間で活動を始めます。食品を食べて増殖し、さらに排泄物や毒素を出します。温度が20℃を超えると細菌にとって好適温度となり、25℃から37℃くらいで活動状態が最好調になり、爆発的に繁殖増殖をします。
また湿気は大好きで、お粥など水気の多いものは細菌にとって格好の住処であり最高の餌場です。梅雨前の暖かい時期から残暑が残る初秋までは、夜でも食中毒原因菌にとって閉め切った部屋の中は、すごしやすい時期になります。
恐るべき細菌の増殖速度!!
離乳食を放置した状態にもよりますが、離乳食の粗熱が冷めるまで15分くらいかかり、後は食中毒原因細菌の好適温度帯へと入っていきます。活動温度帯に入ると10分から1時間くらいで増殖活動を始め、最初の増殖から2時間ほどで、数10倍以上から数千倍以上に増えます。とても恐ろしいことですよね!!離乳食の温度が好適温度帯より下がれば、多少は細菌の活動も緩やかになりますが、0℃くらいにならなければ細菌の活動が止まるわけではありません。暖かい時期なら7時間程度でも見くびってはいけないのです。
赤ちゃんがお腹ゴロゴロしやすいなら
赤ちゃんのお腹がゴロゴロしやすい体質なら、なおさらおすすめは出来ません。アレルギーが心配なお母さんは気をつけてくださいね。