そこでここでは、少し極端な例ですが、身長154cmくらいで、55キロ程度の成人女性が、炭水化物など食事制限(1000kcal以下)を中心に筋トレ等の運動もしつつのダイエットを約2ヶ月間して、10キロの体重減に成功した場合、ダイエット後どういう生活をしたら良いのか?運動さえしていれば元の食生活に戻しても大丈夫なのか?等について詳しく解説アドバイスします。
ダイエットをやめるのが怖いのは知識がないから
そもそもダイエットをやめるのが怖いのは、正しい知識がないからです。自己流のダイエットがうすうす間違いなのがわかっているから、ダイエットをやめたとたんリバウンドしてしまうとわかっているのですよね?特に長期的で極端な食事制限に頼った場合、運動の有無にかかわらず以前よりも太りやすい体質になっていますから、非常にリバウンドしやすい状態と言えます。
ダイエットで食事制限をするメリット
太るかどうかは、摂取カロリーが消費カロリーを上回るかで決まります。短期間で単に体重を落とすのなら、食事制限により摂取カロリーを抑えるのは非常に効果的です。
食事制限でダイエットをするデメリット
しかし、極端な食事制限でダイエットをする場合は、デメリットの方が大きくなります。極端な食事制限をすることで栄養が不足します。栄養が不足すると脂肪も若干減りますが、筋肉量もどんどん減っていきます。筋肉が減った分、基礎代謝も減少します。基礎代謝とは、体を動かさなくても勝手に脂肪を燃やしてくれることです。
さらに筋肉が少なくなれば、同じ運動でもきつくなり、消費カロリーも減ります。筋トレをしても、極端な食事制限のため栄養不足で筋肉が育たず減る一方です。筋肉が減るばかりなので、筋トレや運動自体の消費カロリーもどんどん減少します。
筋肉がなくなると脂肪が残り、体の引き締め効果もなくって、体重の割にはお腹の肉がタルンタルンになります。筋肉が減れば減るほどどんどん太りやすい体質を獲得していきます。基礎代謝や運動によるカロリー消費がなくなるので、もっと食べる量を減らさないと体重をキープできなくなります。
最悪摂食障害になることも少なくありません。もしくは、極端な食事制限の反動で、ドカ食いを繰り返し、以前よりも極端に太ってしまうことも珍しいことではありません。ドカ食い欲求に抗えなくなってしまうのです。
ダイエットの目標に体重を設定しないほうが良い
そもそもな話、あなたがダイエットをする理由は何でしょう?もう一度良く考えておく必要があります。大概の人は、ダイエットの目標に体重を設定していますが、それは誰よりも痩せていたい、痩せていないと自分が誰よりも醜く見えてしまう・・。そんな恐怖に駆られている女性が多いです。
しかし、はっきり言って見た目で体重なんかわかりませんよ?それどころか食事制限に頼ると、数字としての体重が誰よりも軽くなったとしても、体は残った脂肪で醜くたるみ、顔は醜くやつれ、肌も荒れ、いかにも不健康な状態になります。あなたが誰よりも軽いことを証明して見せても、周りの人はそんな状態のあなたのことを醜くてかわいそうとしか思わないでしょう。
本来ダイエットの目的は、見た目を美しく見せるためのもので、体重を軽くすることではないはずです。
見た目を美しく見せるのは、適度な筋肉です。40キロ台の不健康でたるんだ見た目より、適度な筋肉で引き締まった健康的な50キロのほうが断然美しいです。極端なことを言えば、100キロでも美しく見せることが出来れば勝です。100キロで美しく見せるのは困難ですが。
ダイエットをやめるのが怖いのなら、まずあなたがダイエットをする根本的な目標と、極端な食事制限はあなたを醜くするための手段に過ぎないことを良く知る必要があります。
ダイエット後リバウンドしない方法
前述したように、極端な食事制限によるダイエットをした場合、食べる量を減らしていくしか、リバウンドしない方法はありません。その先には、本能に抗えないひどいリバウンドか、生命の危機が待っています。ダイエットをやめないほうが恐ろしい結果を生むことになります。
では、ダイエット後美しくリバウンドしない方法としてはどうすれば良いのか?極端な食事制限を続けてきた場合、どういう風に習慣をシフトしていけばいいのかを解説します。
食事量
まずは極端な食事制限をやめましょう。体重に見合ったkcalを摂取することです。極端な食事制限は体を飢餓モードにし、少ない食事でも生命維持のため脂肪として蓄えようと必死になります。適度な食事量を習慣付けることで、まずは飢餓モードを終わらせましょう。とは言え、いきな食べる量を増やすのは危険なので、1週間くらい(最低でも3日)かけて、適正な食事量に戻しましょう。
20代女性、身長154cmで50キロ以下キープなら、あまり運動しない人でも1日1700kcalまでOKです。
食事内容
カロリーだけを追ってもダメです。同じカロリーでもお菓子やパンは脂肪になりやすいですから避けたいところ。基本は高タンパク、低脂肪、低カロリーが理想。良質なタンパク質は筋肉の材料になります。大豆食品(納豆、豆腐等)はとても良く、肉なら油(脂肪)の少ない鶏肉(ササミ、胸肉)、魚も積極的に食べましょう。
炭水化物が太りやすいといいますが、食べ過ぎるのがダメなだけです。炭水化物の摂取目安は、1日の摂取カロリーの60%が適量です。1日の摂取カロリーが1700kcalなら炭水化物の適正摂取目安は1020kcalです。炭水化物(≒糖質)は4kcal=1gなので、255グラム程度が適量です。食べすぎはダメですが、不足は危険です。必ず摂取してください。
また、野菜も1食に必ず一品は入れましょう。100%の野菜ジュースでもOKです。しかし、イモ類はでんぷん質が多く、炭水化物の過剰摂取になりやすいので注意しましょう。
適度な筋肉をつける
見た目は、体重ではなく筋肉です。多少脂肪がついていても、筋肉の引き締め効果があれば、むしろ美しく見せてくれます。良質なたんぱく質を取りつつ筋トレをすることで、筋肉を付けることが出来ます。筋肉が付けば見た目を美しくしてくれるだけでなく、運動自体の消費カロリーや基礎代謝も上がるので、食べても太りにくい体質を手に入れることが出来ます。多少カロリーオーバーしてもびくともしません。
また、きつ過ぎず毎日無理なく続けられる有酸素の筋トレメニューが良いでしょう。おすすめは、インナーマッスルを鍛える体幹運動。
また魔法のサプリでは無いのですが、日常での運動効果を最大限に得るためにこんなサプリメントもあります。ダイエットと美しい体型に必須な筋肉を維持するための、女性のためのHMBサプリメント「コアスリマー」です。返金保証もついているくらい効果が期待できます。
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