生まれると産まれるの違いはある?
結論を言ってしまえば、
生まれると産まれるに違いはありません!!
はい。
意味もまったく同じです。
なぜなら、広辞苑(第四版)こう記されているからです。
うま・れる【生まれる・産まれる】
と生まれると産まれるは一まとめにされていて、
使用例では生まれるを用いていますが、
特に意味の違いについて全く触れられていません。
なので、生まれると産まれるに違いはありません!!
ただ、広辞苑の第四版以降で、
生まれると産まれるの違いに言及されていたら申し訳ありません!!
じゃあ、生まれると産まれるで漢字の使い分けに違いはない?
じゃあ、意味はまったく同じだから、
生まれると産まれるで使い分けに違いはないのでしょうか?
これも結論を言ってしまえば、
生まれると産まれるで使い方に違いはない!!
と言っていいです。
しかし、意味が全く同じなのですが、
パソコンで「うまれる」を変換すると、
- 生まれる(一般的)
- 産まれる(限定的)
となっていますね。
生まれるの意味は、
誕生、作り出す、「新記録が生まれる、大阪で生まれた。」
産まれたの意味は、
出産、産卵「子犬が産まれた。」
などとなっています。
※機器により違いはあります。
つまりは、
生まれるはなんにでも使えて、
産まれるは生物的な誕生にだけ使うという風にも取れます。
しかし、これはそういう風にも取れるというでけで、
実際はあらゆる文献を調べるほど、
生まれると産まれるの使い方の違いの境界線はぼやけるばかりです。
だって産は、生物でなくても
「東京産」とかって書きますし。
結局は、
生まれると産まれるの使い方の違いに、
それなりにはっきりとした境界線を引くものを、
見つけることはできませんでした。
つまり、好きな方を使えばいいということです。
どっちも正解であり、間違いではありません!
心配なら、
一般的とされている生まれるを使っておけばいいでしょう。
「生」と「産」漢字単体なら違いはある?
生まれると産まれるでは違いはありませんが、
「生」と「産」漢字単体なら多少の違いはあります。
「生」の漢字の意味は?
混じりけが無い、また、本来のに加工も精製もしていないこと。?「生のまま」
生きていること。いのち。生命。せい。「生あるもの」
ほかは、「はえる」とか「なま」とか。
「産」の漢字の意味は?
生まれた時のままの。
子をうむ。子どもが母親の胎内から出る。うむ。うまれる。「お産が軽い」
出身地・原産地を言う語。
物をうみ出す。つくり出す。
つくられた物。とれた物。
こうしてみると、漢字単体なら「産」のほうが、
より「うまれる」の意味に特化した字に思えます
となると「うむ・うまれる」では、
むしろ「産」のほうが適しているのでは?
と私は感じましたね。
生命にでなくても財産とか動産・不動産とか言いますし
こうしてみると、生命の誕生にかかわらないものにも普通に使われますし。
生まれると産まれるは英語表記も同じ!
生まれると産まれるは英語表記でどちらも
「to be born」
と書きます。
単に「born」とも。
つまり英語の意味としても、
生まれると産まれるはまったく同じなんです。
まとめ
やっぱり、
意味が全く同じなら、使い分けに差はないんです。
だって生まれると産まれるは、
意味はどっちも間違いじゃないんだから。
無理に線引きをしようとしているものがあっても、
媒体によって境界線には大きなブレがあるくらいなので。
ただ、より一般的に使われているのは、
生まれるの方だというだけですね。