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梅雨に常温のカレーはどのくらいもつ?一週間もたせるには?菌と具財を考察

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一人暮らしでカレーを作るとき、手間と食費を節約するためにも多めに作って、何日もそのカレーで食べつないだりしますよね。大きい鍋があるなら1週間くらいはもたせたいところ。

でも、梅雨から夏場の時期にかけてカレーは傷みやすく食中毒のリスクが跳ね上がります。保存には気を使わなければならない季節ですが、手間がかかるのもいやなものです。

そこでここでは、梅雨のに常温保存したカレーはどのくらいもつのか?カレーを常温で一週間もたせるにはどうすることが大事なのか?カレーを日持ちさせ具材のポイント等を詳しく解説します。

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梅雨に常温のカレーはどのくらいもつ?

一言に、梅雨に常温のカレーはどのくらいもつのかといっても、地域の気候によっても変わってきますが、平年並みに暖かく湿度が高めなら、基本的に梅雨の常温でカレーは1日もあれば、十分危険状態になっています。つまり現実的には1日ももたないことにないますね。

昼下がりから夕方の1日で一番温度の高い時間帯にカレーを常温放置したら、数時間でだめになるケースもあるのです。梅雨は食中毒菌にとって、とっても好条件な季節なんです。雑菌は12時間超えると爆発的に繁殖します。

条件によっては、1日ぐらいでは食あたりを起こさない方も多くいますが、お腹の弱い方や、慢性的に疲れている方(免疫力が弱いとき)は、絶対に食べないでください。

カレーを常温で一週間もたせるにはどうすればいい?

しかし、沢山作ったカレーを、梅雨の常温に1日置いておいたくらいで廃棄するのはもったいないですね。出来るだけ日持ちさせたいものです。一週間くらいは何とかならないものなのか(七日)?

冷蔵&冷凍保存が最適なんだけど・・

食中毒菌は、12℃になると増殖が遅くなり、4℃以下になるとほとんど増殖できなくなります。一番最適な方法は、タッパーやジップロックに小分けにして、冷蔵保存と冷凍保存にすることです。でもなかなか面倒だからやりたくないのも分かります。小分けが面倒ならカレー鍋のまま冷蔵庫に保存するのが簡単です。この場合は粗熱をとることと、冷蔵庫に入っているほかのものにも注意が必要になります。

カレーの日持ちには具材も関係している?

カレーの日持ちには具材も関係していることはご存知でしょうか?特にジャガイモは腐りやすいのです。腐らせるのは細菌お仕業なので、当然カレー全体にも菌が増殖していきます。カレーを日持ちさせたいなら、ジャガイモを具材として使わないほうが無難でしょう。お店のカレーも、ジャガイモが入っていないことが多いのは、保存のためもあります。

ジャガイモだけではありません。カレーで食中毒を起こすことで有名な「ウェルシュ菌」は、土や水中などに存在しているので、日持ちを考慮するなら魚介類なども入れないほうがいいでしょう。またにんじんなども土は完全に取り除くようにしっかり洗いましょう。

食中毒菌の死滅条件

冷蔵保存がだめなら、逆に高温を保つしかありません。食べる前に温める程度ではだめです。食中毒菌の死滅条件は菌の種類にもよりますが、75℃以上に3分以上さらせば大概の菌は死滅します。

しかし、カレーで食中毒をひき起こす代表的な菌に「ウェルシュ菌」があります。このウェルシュ菌は空気に弱いのですが、空気のない状態なら100℃でも何時間と煮沸しても死滅しない場合があります。なので空気に触れさせるためにも加熱中はひたすらかき混ぜる必要があります。それでも食中毒菌を完全に死滅させるのは到底不可能でしょう。また、ウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌が生産する芽胞や毒素は、とても熱に強いので注意が必要です。ウェルシュ菌が出す芽胞は100℃で4時間以、上黄色ブドウ球菌の出す毒素は実に200℃で30分たえます!!

食中毒菌が増殖する条件

ほとんどの食中毒の原因菌は20℃~ 37℃くらいが一番活発に繁殖する中温菌です。前述で、温度が低いと書中毒菌の増殖が抑えられることを言いましたが、逆に高い温度帯でも増殖を鈍らせることは出来ます。なので、殺菌温度まで火を通すのはもちろんですが、死滅を免れた菌の増殖を抑えるなら、50℃以上をなるべくキープ出きればいいことになります。

病原物質 死滅温度・時間 最低発育温度
サルモネラ属菌 65℃以上で3分間以上 5℃以上
病原大腸菌 75℃以上で1分間以上 4℃以上
ウェルシュ菌
(芽胞)
60℃以上で1分間以上
(100℃以上で4時間以上)
15℃以上
カンピロバクター 60℃以上で1分間以上 30℃以上
ノロウイルス 85~90℃以上で90秒間以上
腸炎ビブリオ 65℃以上で5分間以上 4℃以上
黄色ブドウ球菌
(毒素)
65℃以上で10分間以上
(200℃以上で30分間)
6℃以上

梅雨の時期の理想は一日最低でも10回以上カレーを火にかけます。ウェルシュ菌のことを考えれば、一回で15分以上はかき混ぜながら。ここまで徹底すれば3、4日はいけると思います。

カレーの常温保存はやっぱ大丈夫じゃない!

やはり、カレーの常温保存には無理があります。火にかけるにしても頻繁にやらなくてはなりません。手間とお金をかけたくなくて沢山作ったのに、逆に多くの手間とガス代がかかってしまいます。付きっ切りで世話をしなければならないので一人暮らしだと到底無理な話ですよね?しかも、それでも一週間持たせることは出来ないでしょう。そもそも常温保存の域を外れてるような気もしますし。100℃で4時間とか200℃で30分とか、一般家庭では現実的ではありませんし。

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火を通すことを考えたら冷やして保存するほうがよっぽど現実的で、手間もなく経済的です。梅雨に常温でカレーを保存するのは絶対にやめてくださいね。

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