そこでここでは、夏にご飯を常温放置したらもう食べられないのか?ご飯が傷んでるか見分けるにはどうすればいいのか?傷んだご飯を調理するならどうするのがいいのか?また、炊飯器の保温機能は雑菌を増やすことにならないのかについて解説します。
夏にご飯を常温放置したらもう無理?
夏にご飯を常温放置したら、これはなかなか難しい判断です。何故ならケースバイケースになることが多いからです。夏にご飯を常温放置したら食べるのかの、22人の方に簡単なアンケートをとって見ました。
Q.夏にご飯を半日常温放置したらあなたは食べますか?
- 食べる:5人 22.7%%
- 食べない:10人 45.4%
- 状態による:7人 31.8%
「状態による」は放置した状態や、傷んでるかを見分けた上で判断する意見です。「食べる」「食べない」は、そういった状態の確認の記載がない意見です。それでも食べない人が多いですね。しかし食べる人はお腹を壊したことがないといっていますが、心配なら食べないほうがよさそうです。
ご飯が傷んでるか見分けるには?
それでももったいないなら、ご飯が傷んでるか見分ける必要がありますが、いまいちご飯の傷みを見分る基準てわかりにくいですよね?
ご飯が腐ると粘りがでる?
ご飯が傷んでるかの基準としてよく聞くのが「納豆の糸を引くような粘り」とか「酸味がある」と言ったものがあります。これは傷みの基準として信頼していいです。味に変化があるなら、食べないほうが無難です。また、どちらかと言えば酸味のほうが早い段階で現れやすいようです。また、納豆のように糸を引くようなら、けっこう症状が進んでいると判断したほうがいいでしょう。
しかし、酸味もなく、糸も引かないから、傷んでいないとも言い切れません。味や見た目だけではご飯が傷んでるか見分けがつかないこともあります。実際お腹を壊すのかは、個人の耐性も大きくかかわってきます。お腹を壊しやすい方は気をつけたほうがいいかもしれません。
また、体調にも注意しましょう。普段は大丈夫だったとしても、免疫力が低下している状態だと、少ない食中毒の原因菌にも体が負ける可能性は十分にあります。
免疫力が低下しやすい状況は、疲れている、体力が落ちている、ストレスが溜まっている、慢性的に寝不足が続いているなどの状態です。
特に暑い夏場では、夏バテぎみになりやすく、これらの体調不良に陥りやすいので、気を付けましょう。
子供やお年寄りも、免疫力面では不利なので、夏場に常温放置したご飯を食べさせるのは控えた方が良さそうです。
傷んだご飯を調理するなら
もし、状態が微妙、もしくは傷んだご飯を勿体ないから食べようとお考えなら、そのまま温めるだけではなく、それなりに調理をする方が良いですね。
まずは、水でしっかりとお米の表面を洗いましょう。お米の表面に増殖した食中毒原因菌を出来るだけ洗い流すわけです。ザルなどで水を切ったら、加熱する調理に使います。雑炊やお粥などなら、しっかりと火を通せますからおすすめです。チャーハンなどのように炒めてもいいでしょう。
炊飯器の保温機能は雑菌を増やすのか?
夏にご飯を常温放置するのは、やっぱり良くないのですが、炊飯器の保温機能はどうなのでしょうか?雑菌を増やすことにはならないのか?
雑菌の増殖温度は?
一般的に食中毒の原因になる雑菌の増殖温度は10℃から45℃程度です。中でも25℃から37℃くらいが活動のピークです。夏場の昼は湿度も高く、まさに雑菌にとって最高のか環境なのです。夏にご飯を常温放置したらかなりマズイです!
炊飯器の保温の温度は?
話を戻しますが、炊飯器の保温機能の温度は、低くても60℃、高いもので72℃から74℃。つまりこの温度は、雑菌の増殖温度よりも高い温度に保温設定されているのです。余ったご飯を冷蔵か冷凍保存する以外に、炊飯器で高温保存しておけば、夏場の常温に放置するよりも安全に保存することが出来るわけです。ただ、電気代はちょっとだけかかることになりますが。
炊飯器の保温の電気代はいくらくらい?
機種によって変わってきますが、目安としては保温1時間当たりで約0.5円くらいです。10時間程度なら約5円くらいになりますね。
最後に
はっきり言って夏場にご飯を常温放置したら、大事をとって食べないほうがいいですね。食中毒になったらとても高くつきます。どうしてももったいない場合は、水でしっかりと表面の菌を洗い流し、さらにしっかりと加熱聴視することが大切です。また体調を崩し気味だったりと免疫力が低下しているときには、体が負けてしまうこともあります。
冷蔵庫に入れ忘れてしまうようなら、むしろ炊飯器で保温しておいたほうが断然安心できます。くれぐれも食中毒には注意してくださいね!